大相撲力士の十両の取り組み
大相撲力士の最高の地位は横綱で、その下に大関、関脇、小結、前頭と続きます。そこまでを幕内力士と言いますが、その真下に位置する十両力士の活躍に目が離せません。そこでは少しでも早く幕内に上がるぞと強い意識を持っている若者や、元は幕内ですが怪我や病気で休場をしてしまったために位が下がってしまって、また早く幕内に戻りたいと頑張っている、実力ある人たちが激しく戦っています。まだ若い人のなかには体が小さかったり髷が結えない初々しい人たちもいます。
十両に上がると後援会などから作っていただいた美しい化粧まわしをつけて土俵入りをすることが出来ます。大相撲で土俵入りが出来るとは、故郷に錦を飾る気持ちになったり、親孝行ができている気持ちになるようで、そしてまた故郷の方々の応援が力になって頑張れるようです。
十両ではまだ体が小さい人も多いせいもあり俊敏で多彩な技がだされ、激しい取り組みの中で見たことのないような技も出てくることがあり、お客さんたちも大変楽しむことが出来ます。