大相撲 小結の地位
大相撲においては、全てのお相撲さんを力士と呼び、十両以上で関取と呼ばれるようになります。新弟子として相撲部屋に入った力士の全ては、まずは関取になることを目指して日々精進することになりますが、ライバルの数の多さはもちろん、怪我や体調などの管理も行わないといけないため、非常に厳しい世界といえます。
そして、いわゆる幕内まで上がってくると、次はその幕内の中での地位を高めていくことになり、誰もが大相撲における最高の地位、横綱を夢見て戦います。小結以上の地位を三役といい、小結、関脇、大関を指します。幕内まで上がってくると、まずは三役の定着が当分の目標になりますが、三役まで上がることはもちろん、それを維持していくことはさらに難しいです。小結は前頭のひとつ上の地位になりますが、この地位では下の地位の力士からの勝ち星を取りこぼさないようにしつつ、さらに関脇、大関、横綱といった上からの地位に対して、出来るだけ白星を拾わなければなりません。場所によっては大きく負け越すこともあり、非常に厳しい地位といえるでしょう。その反面、勝ち続けることでさらに上の地位に上がることができるため、夢がある地位ともいえます。